久連子古代の里

作品概要

熊本県泉村(現八代市)久連子地区の地域活性化のための施設。久連子は平家落人伝説の残る小さな集落である。過疎と高齢化という深刻な問題を抱えた集落の生き残りをかけた施設である。県の天然記念物指定の久連子鶏の飼育展示室、国の無形民俗文化財の古代踊りの劇場。かつての焼畑農耕の文化を伝える資料室などの施設と、特産品の加工室や、食堂などの生産施設を、ひとつひとつ村人総出で時間をかけてつくりあげた。
計画当初から、住民、行政、計画者の協働ですすめた参加型の計画プロセスと、むらづくりのシンボルとしての新しい造型とによって、公共建築としてのあり方を提示している。

1996 熊本県森林組合連合会賞
1997 熊本県 アートポリス推進賞


掲載誌
新建築 1996.12
日経アーキテクチュア 1996.10.23
日経アーキテクチュア 住宅・建築選集96
造景 1996 no.6

・所在地:熊本県八代市(旧泉村)
・用途:地域活性化施設
・延べ床面積:893m2
・構造:木造 1階
Works
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