木山仮設団地(220戸)には、規格型集会所2棟、談話室1棟のみんなの家が建てられていた。敷地は、40uの談話室と隣接するという特殊な条件があった。意見交換会では、40uでは狭いので、皆が集まって大きく使える場所がほしいという意見が大勢を占めた。震災前まで使っていた公民館の大広間のような空間が求められていた。 そこで建物の両端に設備を配置し、中央部を大きなワンルーム空間とした。40uタイプとL型に広場を囲むように配置し、広場に面して大きな掃き出しの開口を設け、下屋空間、広場と連続した繋がりをつくった。 また、広場と道路の間に皆でつくった花壇を置き、広場は子どもたちが安心して遊べる場所になっている。木架構は、すべて105mm角のスギの単一部材により構成し、ローコスト化を図っている。
・所在地 | :熊本県上益城郡益城町 |
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・用途 | :集会所 |
・延べ床面積 | :61m2 |
・構造 | :木造平屋 |