宇部市は、戦後復興を進める中で引き起こしてしまった大気汚染公害の中から立ち上がり、環境に配慮したまちづくりに取り組んできた。その象徴が、「花いっぱい運動」であり、その成果を競う「花壇コンクール」である。春と秋のコンクールが100回を数えたことを記念し、記念ガーデンを整備した。花壇コンクールに関わった多くの市民が参加して計画づくりを進めた。
駅前の広場に設置した彫刻の復刻品を中心に、活動が広がっていった様子をシンボライズする彫刻と水のガイアガーデンを中心に据えた。車いすでも作業が出来るレイズドベッドの花壇を配置し、桜のドーム、バラのガーデンへとつながっている。動物園に通じる遠路側には自由に使えるガーデンハウスがあり、版築壁は学生や市民による自力作業でつくりあげた。2m程度あがった大地は、ラベンダーガーデンとし、その中央には、ガゼボを配している。
・所在地 | :山口県宇部市 |
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・用途 | :公園施設 |
・延べ床面積 | :58.89m2 |
・構造 | :木造平屋 |