エネマネハウスはZEHの普及を目指し、大学や高等専門学校が、民間企業と協働で先進的な技術や新たな住まい方を取り入れた住宅を提案、学生も参加しながら実際に建設することで、効果の実証を行う企画である。
風を呼び込み、光を導き入れ、日射エネルギーを蓄える屋根。提案したモデルハウスは、住宅の「かたち」を追求したシンプルな環境デザインから始まり、自然換気や自然採光、断熱と蓄熱により冷暖房や照明への依存度を極限まで下げることに取り組んでいる。そして、地元企業の省エネ機器で賄えるエネルギーにより、必要十分な生活を提供する。
ZEHを、地域産木材や地元企業製品、及び地場工務店の技術力など、地域の資源により実現する。このサイクルにより地域の住宅産業を活性化させ、森を循環させる。モデルハウスの設計に留まらず、地域単位で持続的に発展可能な住宅産業の将来モデルを提案した。
2015 エネマネハウス2015 優秀賞 地方創生賞
・所在地 | :神奈川県横浜市西区高島(現在は富山県高岡市に移築) |
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・用途 | :実験住宅 |
・延べ床面積 | :76.39m2 |
・構造 | :木造2階 |